フリーエンジニアを目指すプログラマサポートガイド

プログラミングの勉強は楽しんだもの勝ち!フリーエンジニアの自己研磨

フリーエンジニアの勉強時間

少年老い易く学成り難し、とは学者世界に特有のお話とはいえません。いやしくもプロと呼ばれる立場で生きて行こうと考えるなら、それがどんな業界であっても勉強し続ける事は必須です。


All work and no play makes Jack a dull boy.

さて独立行政法人情報処理推進機構IT人材育成本部がまとめた「IT人材白書2013」によれば、ITエンジニアの中で自主的に業務に直接関連する勉強に時間を割くという人は、50%弱です。勉強内容につき業務との直接的な関連性が薄れるにつれて、その割合は低下する傾向にあり、そもそも業務以外で自主的に勉強することが無いという人も、実に30%弱に上ります。そして20代の若手は、他の年代に比べていずれも消極的という結果になっています。そして2011年度の1年間で、IT系の人材が企業の教育機会や研修に参加した時間を尋ねたIT企業のアンケート結果によれば、年間1人当たり1時間から9時間が最多の20%強という結果に終わりました。また同じくIT人材に対し教育研修費を全く支出しないと回答したIT企業は1割に上っており、勉強したければ自助努力で行うというのが常識のようです。

良く学び、良く遊べ

もっとも同じITエンジニアとはいえ、フリーランスとサラリーマンとでは立場もアプローチも違います。その点、IT人材白書も個人に対しては、「自己投資こそが自分の未来を創る」と自分磨きを奨励していますし、特にフリーランスは情報を積極的に求めない限り誰も何も教えてくれません。世の中には様々な職業資格団体があり、毎週末や平日の就業時間以降などに研修会や勉強会をさかんに実施して、業界全体の底上げを図っているものも数多くあります。IT人材白書ではありませんが、週に5時間以上勉強するITエンジニアが半数以上という報告例もあります。また最近の傾向として、がむしゃらに24時間働き続けるのを良しとする一昔前の考え方は薄れ、むしろ私生活を充実させて家族との時間を増やそうと考えるように転換しつつあります。それと同時に、仕事を単純に稼ぐ手段として考えるのではなく、仕事を通じて社会貢献を実現したいという希望を持つ人も増えています。このように仕事とプライベートが決してはっきりと分かれるわけではなく、つながっていると考えるならば、業務に関わる勉強だからと身構えることなく、自分の興味を追求することができるかもしれません。例えば小さな鉄工所の旋盤工が、工場の片隅に転がっている余った屑鉄で休日にアートを作るようなものです。その原動力は「楽しい」であり、時間を忘れて夢中になって取り組むうちに、いつの間にか誰にも真似できないオリジナルの知識や技術を習得しているかもしれず、またいつの間にか苦手を克服しているかもしれず、いずれ全く未知の依頼に応えるための備えが着々と整って行くのです。

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