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失敗こそ成長のチャンス?フリーエンジニアのスキルアップ術

フリーエンジニアのスキルアップ術

醜いアヒルの子、と慰められなくても、同僚や後輩との知識やスキルに隔たりを感じると、ついエンジニアとしての自分に自信が持てなくなって消極的になったり落ち込んだり、とあまり良いことはありません。技術者は結果が勝負という面もあり、プロジェクトの失敗は相当堪えます。


与えられているチャンスに気が付く

どんな業界にも天才肌はいるものです。自分が凡人だと気が付いているのであれば、それなりの対処法を考える他ありません。しかし努力一徹とはいっても空回りしていては余計に焦ります。まずは今の状況や近い将来の予測から、自分に与えられているチャンスとは何か、を考えてみましょう。いわゆる落ちこぼれ、お荷物という存在であるならば、その状況を逆手に取ってしまいましょう。シビアなようですが、腕がものを言う業界で、若手といえどもそうそう甘い顔をしてもらうことはできません。参加したプロジェクトが失敗した、などと言おうものなら、しばらくの冷や飯食いは覚悟の上、是非とも自分の業務内容とプロジェクト内容とを、とことん客観視してみなければなりません。原因無くして結果無しです。ただし感情的に客観視できないような失敗感も無い時にあれこれ反省してみても、多くは自分や他人を責めるばかりで建設的な展開は望めません。その前に、もうこれ以上後が無いけれども、ルーティーンワークを求められるだけで自分の勉強時間が案外あるというのであれば、まずは知識やスキルの習得にたとえ時間がかかっても、そもそもの始めに遡って基礎から理解しておくチャンスを与えらたと考えましょう。ローマは一日にして成らず、です。

苦手の正体を見破る

そして誰にでも、特に業務経験が乏しい時期には苦手な分野があるものです。苦手と思うと尚のこと、また自分の希望に沿わない仕事ばかり回されると嫌気がさすものです。しかしこれこそがチャンスと見破ったならば、実はその後に活きる貴重な経験を手にすることができるのです。大抵は食わず嫌いなのであって、やってみれば「向いていない」と思いながらも、案外平気で「出来てしまう」ものなのです。それは例えば様々なタイプのユーザとのコミュニケーションかもしれませんし、あるいは顧客に対する営業かもしれません。もちろんエンジニアとしての自負を持つことは大切ですが、それだけでプロジェクトが成り立つわけではないのも事実です。

果報は寝て待て

さて経験と知識というものは、どのような業界であれその人の財産です。しかし使えなければ宝の持ち腐れであり、何度も同じ失敗を繰り返すなど無意味です。失敗であれ成功であれ経験から学んだことを次のチャンスに活かすからこそ、経験が財産と言えるのです。また知識についても同様で、本に書いてある一言一句を暗記したとしても習得したことにはならず、現場で活かす場面をあれこれ想像し、使える構想を温めておくことに意味があるのです

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